やわらかくも強い信念で、
当たり前を書きかえる

神谷琴(26新卒)

Kamiya Koto

・出身大学 名古屋大学文学部人文学科社会学専攻
・好きな言葉「無駄なんてなかったと思える日が来るから」
・趣味「合唱・ライブ参戦・ランニング」
・ニックネーム「ことち」

自他共に認める部活人間

中学から高校の約6年間、吹奏楽部に所属をしていました。6時前には家を出て、朝練に行って、授業を受けて、昼練に行って、授業を受けて、午後練に行く毎日を送っており、いつでもどこでも吹奏楽のことばかり考えていました。練習を重ねて壁を乗り越えることで上達を繰り返していく面白さと、個々の演奏が合奏という形で合わさることで一つの作品を完成させていく感覚。そして、コンクールや演奏会などの目標を前にしたとき、部員全員が同じ方向を向いて成長していくあの瞬間に惹かれていたのだろうと思います。一つのことに全力で向き合い打ち込むことができたこの経験は、今の私を形成する大きな基盤になっています。
同時に、失敗や葛藤も多く経験しました。中学2年生のころ、推薦の結果担うことになった部長という役割に対して「やらされている」感覚をもったまま引退を迎えてしまい、後になってものすごく後悔をしました。もっとやれることがあったのではないか、何をしていた1年間だったんだろうという思いから、もし次に何か役割を担うチャンスがあれば、絶対に自分から挑戦をしようと決めました。実際に高校でも部長を勤めることになり、新型コロナウイルスの影響を一番大きく受けた年ではありながらも、自分ができることを精一杯やりきったと自信をもって言える1年を過ごしました。「自分の意志で決断をしたことが、逆境に対するパワーになる」ことを実感する機会となりました。

写真:吹部ノート毎日書いていた「吹部ノート」。6年間で8冊になりました。

「生きがい」に向き合い続けた4年間

一方、大学に入学した直後、私は何に対して打ち込めばよいのかが分からなくなりました。これまでは部活のことだけを考える毎日が当たり前に存在しており、どうして部活が好きなのかなどは考えたこともありませんでした。しかし、大学入学直後の生活は、授業はオンライン中心、バイトが週3回、サークル(合唱)も週3回。毎日が部活漬けだった私にとってはどれも中途半端に感じてしまい、打ち込むにも打ち込みきれないもどかしさを感じていました。そのときに初めて、今まで部活という没頭できる対象があったことは当たり前ではないのだ、これからは自分自身で生きがいを見つけていく必要があるんだ、と気づいたのです。それから、「生きがい」は私にとって大きなテーマとなりました。合宿を通してサークルが新たな自分の居場所となり、後輩たちにもそうした経験をしてほしいという思いから、幹部役職の一つである「運営委員長」を担いました。卒業論文では、「定年退職後の男性における生きがい」について研究を行い、退職前に仕事と家庭以外の第三の居場所をもつことが定年後の生きがいに寄与するというプロセスを、インタビューを通して明らかにしました。就職活動の中でも、「人の働きがいに関わること」・「自分自身がやりがいをもって働ける職場であること」を軸におきました。これからも、色々なことへの挑戦を通して、自分から生きがいを見つけにいく人生を送りたいと考えています。

写真:合唱サークルでの合宿の様子合宿にて。6泊7日で約24時間練習を行う、過密なスケジュールでした。

GPへの入社理由

名の知れた会社や大企業に入ることよりも、その企業で何がしたいのか、どんな人と働きたいのかを重視した就活だったなと感じています。特に最後の1社を選ぶ上では「自分自身がやりがいをもって働けるかどうか」を軸にしており、具体的には「成長し続けられる難しい仕事であること」、「その成長が認められる環境であること」、「周りの仲間が同じ方向を向いていること」を重視していました。
そうした中で出会ったのがGPです。面接や面談を通して感じたのは、「全員が社会に対して本気で向き合っている」ということでした。内定承諾までに10名以上の社員とお話をする機会がありましたが、本当に全員から、GPの一員としてやっていきたいことについての熱い思いを語っていただきました。これに一種の衝撃を受け、私もその一員として共に働きたいと考えたことが決め手のひとつです。こうした印象は、全社キックオフなどを通して更に多くの方と関わる機会を経た現在でも変わっていません。
私の就活の軸は大学の友人とは異なる部分が多く、不安を感じることもありました。しかし、現代は多様な働き方や生活スタイル、多様な人生を歩むことができる自由な社会です。就職の正解は人の数だけあると思いますし、私は自分自身の企業選択に自信をもっています。それこそが私にとっての就職の正解なのであり、関わる方に対しても、そうした納得感のある自己決定に寄与したいと考えています。

GPで実現したいこと

障害のある方に対する社会の捉え方が「左利きの人」のようになればいいなと思っています。左利きの人と関わる際、「左利きなんだね」と声をかけたり、左利き用の文房具を用意したり、座る位置を気にかけたりするのではないでしょうか。障害も、本質は同じだと考えています。必要な配慮はするけれども、それは遠慮や特別扱いではなく、逆に不平等な扱いをするわけでもない。その人の一つのアイデンティティとして障害があって、無理に見ないようにする必要もない。GPでの仕事を通じて、現状の障害者に対する社会の捉え方に立ち向かうことで、そうした当たり前だと思われている価値観を書きかえる一助となりたいと考えています。
私自身、元々ソーシャルビジネスや障害者雇用に興味がありGPを選んだ、というわけではありませんでした。「人の働きがいに関わりたい」という思いから人材紹介に興味を持ち、その中でも「一人一人の本質的な部分にまで関わることを大切にしたい」という思いに合致していたのが、障害者雇用を領域とするGPでした。共通していた背景に、一人一人に必要な配慮を深く考えながらも、遠慮をするわけではないという価値観があったのだと思います。そうした点が人材紹介という仕事の難しいながらも面白い部分なのではないかと考えています。いち個人である自分が、会社や事業という枠組みのもとでどれだけ社会にアプローチすることができるのか、非常にワクワクしています。

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