大西倖菜(26新卒)
Ohnishi Yukina
・出身大学 早稲田大学文学部心理学コース
・好きな言葉「行雲流水」
・趣味「ダンス」
・ニックネーム「なちゃん」

ダンスが趣味で、幼少期から長く続けています。学生時代はK-POPカバーダンスサークルに所属し、活動に力を注いできました。サークルでは経験を活かしてチームリーダーを務めることが多かったのですが、なかでも特に印象に残っているのが、メンバーのほとんどが新入生で構成されたチームです。新入生にとってはサークルに入って初めての活動であり、ダンス未経験のメンバーも多く、不安や緊張が生まれやすい状況でした。
そこで私は、ダンスの完成度よりも、初めてのサークル活動を良いものだったと思ってもらうことや、練習やダンスを楽しいと感じてもらうことを自分の中での目標として掲げました。例えば練習中は不明点がないかこまめに声をかけたり、質問や意見を出してくれたときには必ず感謝を伝えたりすることを通じて、安心して挑戦できる雰囲気づくりを心がけていました。分からなくなったらいつでも聞いていい、同じところを何回聞いてもいい、間違えても大丈夫だといったことを、リーダーである自分が積極的に伝える必要があると思ったからです。
発表会の後、新入生の一人から「最初の曲が一緒でよかった」と言ってもらえたとき、自分の役割を果たせたのだと実感して、大きな喜びと達成感を覚えました。新しいことに挑戦するとき、不安は誰にでもあるものです。その不安を和らげる環境を整え、挑戦を後押しすることが、自分のやりがいに繋がるのだと気づいた経験でした。
学園祭のステージ写真

学生時代はジェンダー論を副専攻とし、4年間興味を持ち続け、学んでいました。私が社会のあり方に違和感を覚えるようになったきっかけは、高校時代に触れた作品に、性的マイノリティ当事者が登場していたことです。作品の中では自然に描かれている関係性が、現実では簡単に受け入れられないことが多いと知り、「この子が幸せになれない世界は嫌だ」と漠然と感じたことを覚えています。当時はその感情をうまく言葉にできず、ただ引っかかりとして残っていました。
大学に入ってからは、性的マイノリティ以外にも社会の中で周縁化されやすい立場について考える機会を多く持ちました。特定の人を排除する前提で作られた制度や構造の存在を知るたびに、無力感や居心地の悪さを感じていました。それは社会への怒り以上に、何も疑問を持たず、与えられた環境の中で生きてこられた自分への情けなさがあったからです。同時に、問題があると分かっていながら、行動に移さない自分へのもどかしさもあったのだと思います。
誰もが最初から、社会の不均衡や他者の苦しさを知っているわけではありません。だからこそ、知った立場として、その解決に関わるべきなのではないでしょうか。高校時代に抱いた違和感と合わせて、一人ひとりが自分らしく生きられる環境づくりに携わりたいという想いは、ぼんやりと、しかし常に、頭の中にありました。
高校時代の学外発表
私は就職活動において、「環境や知識の不足によって可能性を発揮できていない人を支えたい」という軸を大切にしてきました。サークル活動や大学での学びを通して、個人の努力や能力以前に、安心して挑戦できる環境があるかどうかが、その人の選択肢を大きく左右することを実感してきたからです。
GPを知ったとき、社会課題の解決を事業の中心に据えている点に惹かれ、「いいかも」と直感したことを覚えています。これまで知識として学んできた社会問題を、実際の行動として社会に届けられる場所なのではないかと感じたのだと思います。選考を通して印象的だったのは、面談の場の雰囲気でした。急かされることなく、「特別な準備はせず、そのままのあなたと話したい」と言っていただき、自分の言葉で考えながらお話することができました。GPの選考では、考え途中の言葉や迷いも含めて受け止めてもらえた感覚がありました。その安心感は、私がサークルで目指してきた「挑戦する前に萎縮しなくていい環境」と重なっていました。
社会課題に向き合う仕事は、決して簡単ではないと思います。それでも、人が自分の力を発揮できる土台を整えることに本気で向き合っているこの場所でなら、自分もまた、誰かの挑戦を支える一員として働けると感じ、入社を決めました。
実は今の時点で、GPで実現したいことが明確に定まっているわけではありません。まずは自分が力を発揮できる分野や、強い熱意を持って取り組める仕事に出会うために、できるだけ多様な業務を経験したいと考えています。その中で、自分にできること、できないことを理解しながら、少しずつ役割を見つけていきたいと思っています。
ただ一つはっきりしているのは、「安心して挑戦できる環境を整える存在でありたい」という想いです。誰かの代わりに前に出るというよりも、横で一緒に考え、必要なときには背中を押す。時には先頭に立ち、時には一歩引きながら、相手が、あるいはチーム全体が力を発揮できる状態をつくることに、自分はやりがいを感じるのだと思います。
将来、この会社に入ってよかったと思う瞬間は、特別な成果を上げたときではなく、日々の仕事の中で、メンバー一人ひとりの力が重なり合い、チームとして目標を達成できたと実感できたときだと思います。その過程で、誰かが安心して挑戦できていたなら、それ以上にうれしいことはありません。人の可能性が、環境によってひらかれていく。その下支えをする存在として、「人のために働きたい」という初心を忘れずに、GPで成長していきたいと考えています。